本レポートは、巷で販売されている、【激安】法人向けマイクロソフトオフィス  ボリュームライセンス(VL)切売りや、それがインストール販売されているPCについての問題点や、危険性を考察したものになります。

最下部に今回のレポートを作りの参考にした動画を掲載しています。 個人的な考察でありますので、ご意見等ありましたら宜しくです。

考察から考えた個人的な結論から言いますと、激安OFFICEを使うのは、ほぼ違法です。

現在、激安マイクロソフトオフィスが出回っており、よく目にしたり、不正ライセンスであっても販売自体は合法と解釈される事があり、赤信号皆で渡ればではありませんが、ほぼ野放しにされている状態です。 ただし、使用については非常にリスクがありますので、その点について経緯を踏まえて考察していきます。

不正ライセンスについては、楽天等のPC販売会社やマイクロソフト等からも注意喚起されています。参考に楽天のPC販売店の注意喚起を掲載しておきます。

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引用元 https://item.rakuten.co.jp/pckujira/ms071122/?s-id=review_PC_id_item_03

激安オフィスにも様々なパターンがありますが、今回は法人向けライセンスを利用した激安オフィスに注力していきます。

前提条件 マイクロソフトオフィスボリュームライセンス(VL)は

●契約者と同一企業(組織)内でのみ利用可能(利用規約から)

この前提を元に切売りについて考察していきます。 ※巷で特別な契約があると言う噂を聞きますが、内容知らないし真偽不明の為、一般的な規約での考察となります。

上記の利用規約がある為、VLの切売り(他名義へ譲渡)は出来ないとされています。

それでも切売り品と思われる物が、格安で沢山売られたり、PCにインストールされ販売されています。

何故、そんな物が流通しているの?違法じゃないの?って疑問に思うかと思いますが、 販売されている根拠の一つとして欧州の判決により、VLの切売りが合法と判断された言うことが挙げられます。

その為、欧州判決で合法なんだから日本でも合法という解釈をされ、販売をされている方がいますが、それを購入して使用するのは非常に危険なので、それについて説明していきます。

ちなみに、欧州判決が日本で意味あるの?って話もあると思いますが、この件に関して、仮に日本で裁判をやったとしても欧州判決と同様の判決になる可能性が高いと考えています。

正直、切売りが合法か非合法かと言うより、合法だったとしても、切売りの条件を満たし適切な運用がなされているかどうかが重要になってきます。